2015年9月19日土曜日

埋まっています。

大島小松川公園
2015年9月の土曜日、東京都の江戸川区へ訪れました。
江戸川区の平井、小松川は東の荒川放水路と西の旧中川に囲まれ、島のようになっています。この島のようなものの南端が「大島小松川公園」の「風の広場」となっています。
風の広場のほぼ中央に「旧小松川閘門」の史跡が有ります。
閘門は水位差が有る水路間を船が行き来するため、設けられるもので、船を上下させるものです。
「旧小松川閘門」は荒川放水路(荒川)と旧中川を繋ぐもので、昭和5年(1931年)に完成したそうです。
この辺りは東京都施行で行われた亀戸・大島・小松川(亀大小)の再開発の区域です。六価クロムによる土壌汚染が酷かった地域です。その汚染土がいちおう無害化処理され、この公園に盛られました。大量の土が盛られており、地盤が丘のように高くなっています。
旧小松川閘門は大部分が土に埋まっており、頂部だけが地表に現れています。
なんとなく国会議事堂の建築と似ています。あの国会議事堂も同じ頃、昭和11年(1936年)の建築だそうです。
歴史の曲折を語るユニークな史跡だと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿