かなりおっかない観光でした。
2015年8月の土曜日、この鈴ヶ森刑場跡へ訪れました。
京急線の大森海岸駅の近くです。国道15号線の第一京浜国道を北へしばらく歩くと、着きました。
鈴ヶ森刑場は江戸時代の刑場で、慶安4年(1651年)より開設され、明治4年(1871年)に閉鎖されたそうです。220年間に10~20万人の罪人が処刑されたと言われているそうですが、明らかな記録が無いそうです。
由比正雪の乱の首謀者、八百屋お七さんらもここで処刑されたそうです。ここで処刑された罪人にはいわゆる政治犯、反権力者と言える方もいらっしゃいます。後に歌舞伎等で取り上げられたり、人気者となったりしている方がちらほらいらっしゃいます。
国道15号線沿いに有ります。
刺殺用の磔柱の礎石、火炙り用の鉄柱の礎石が有ります。この石の上で罪人が苦しみながら殺されたのです。重っ苦しい場所でしたが。
傍らでセミがミーンミーンミーンとノー天気に鳴いていました。重っ苦しい感じが吹き飛びました。このセミはどなたかの化身だったのでしょうか。
ここは大経寺の境内となっており、隣に大経寺が建っています。大経寺は無縁受刑諸霊の回向供養のため建立されたそうです。
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