2015年7月の土曜日、訪れました。両国駅より北側へ歩いて、数分でした。
元は江戸時代の常陸笠間藩主 本庄松平氏の下屋敷であり、大名庭園でした。後に安田財閥の祖である安田善次郎氏が所有し、大正11年(1922年)に東京市へ寄贈されました。現在は墨田区が管理しています。
かなり大きな池が有ります。隅田川沿いであり、隅田川の水を取り入れていたそうです。園内に隅田川に繋がっていた水門が有ります。隅田川は川ですが、海水の影響を受けており、干満が有ります。庭園の池は干満の影響を楽しむ潮入の池でした。
雨が降っていましたが、良い感じの景色でした。赤い橋がアクセントになっています。
中央の石の上でカメが背伸びしていました。
園内に両国公会堂が建っています。大震災後の大正15年(1926年)の建築物です。安田財閥からの寄付金によるものだそうです。
関東大震災の直後のものであり、復興の象徴だったと思います。
庭園とともに東京市を経て、現在、墨田区の管理となっています。
円筒状のオレンジ色の壁と緑色のドーム屋根のドーム状の公会堂です。円形のホールが有るそうです。
魅力的な建築物であり、魅力的な景観となっています。
残念ながら、間も無く解体されるそうです。できれば、解体を中止し、残してほしい。
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