2017年7月8日土曜日

桐生の今昔

施設案内 有鄰館(ゆうりんかん)|桐生市ホームページ
いわゆるJR両毛線沿線、「両毛地区」には歴史有りそうな都市が並んでいます。群馬県や栃木県の南部です。「織都(しょくと)桐生1300年」と言われており、平安時代まで遡ることができるそうです。江戸よりもずっと長い歴史が有るのだと思います。
でも、これまで私はあまり行ってことが有りませんでした。行けば、何か有るだろうと、思い立って、7月の暑い土曜日、群馬県の桐生へ向かいました。ちょっと遠いので、早朝より出掛けました。
午後、桐生駅の北側に桐生本町通りを歩きました。
この有隣館の辺りより北が「桐生新町」として重伝建(重要伝統的建造物群保存地区)に指定されています。重伝建は住民の負担や不自由がわりと有って、住民の地元愛が有って、なされるものだと思います。住民と行政の関係が良い地域でもあるのでしょう。私は重伝建が有り難いものと想い、訪れています。
ここは江戸時代におよそ間口6間(約11m)ほど×奥行き40間(約70m)ほどの短冊状の区割りがされたそうです。
桐生新町の南端に有るこの有隣館もそんな敷地のようで、矢野家のものだったそうです。今はお茶屋の矢野園が隣接しています。矢野家はお茶だけでなく、味噌、醤油、酒、薬、染料等幅広く扱っていたそうです。
大通り側に煉瓦蔵が建っています。素敵なギャラリーになっており、キルトの作品展示がされていました。
塩蔵跡、酒蔵跡には何も有りませんでした。醤油蔵では何かイベントの準備をしていました。
奥に駐車場が有ります。その奥のからくり人形館も準備中のようで、閉まっていました。
奥行きの有る敷地で、重厚な建物が並んでいます。今はコンベンション施設だなと思いました。良い活用だと思います。
織都1300年の発見はまだ特に有りませんでした。

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