2016年3月21日月曜日

城東のミステリアス

三囲神社 寺・神社
2016年3月の休日、墨田区の散策に出掛けました。この「三圍神社」に行くのが、主の目的でした。
隅田川の東岸、言問橋の北東に有ります。
とりあえず、参拝しました。
祭神は「宇迦御魂之命」だそうで、稲荷神だそうです。元は「田中稲荷」だったそうです。白狐の伝説が有るそうです。
境内にお稲荷さんの小さな社が有り、赤い鳥居がいくつか立っています。
三越の三井家がここを江戸における守護社としたそうです。三越池袋店に有ったライオン像がここに奉納されています。
奥にいわゆる珍しい「三柱鳥居」が有ります。上から見ると正三角形状に組み合わされた鳥居です。柱が3本です。柱は八角柱です。ここのは石造で、あまり大きくありまsん。京都の「木嶋神社」に有る三柱鳥居が原型であるとの掲示が有ります。この鳥居の手前側に3本柱の丸い屋根が有り、その下に丸い手水鉢が有ります。
京都の木嶋神社は5つの祭神が祀られており、たくさんの伝説や逸話が有り、ミステリアスな神社です。
三圍神社のすぐ近くの言問橋の南側に牛嶋神社が有ります。牛嶋神社には珍しい「三輪鳥居」が有ります。
この三圍神社は以前に牛嶋神社の隣に有ったそうです。
いずれも珍しい三柱鳥居と三輪鳥居が関連有る如く近接して、立地しています。
ウィキペディアは「三囲神社」と書き、「みめぐりじんじゃ」と呼んでいます。現地では「三圍神社」と表記されています。
「三囲」や「みめぐり」だとピンと来ないと思います。「圍」は「かこむ」とも読めます。「かごめかごめ」という童謡が連想されます。「籠目」は「カゴメ」であり、網目のことだそうです。しばしば六角形の模様となっています。
「三」は三角形を、「圍」は六角形を意味しているように思います。
この近くに「言問橋」、「業平橋」という奈良時代に通じる地名が有ります。
三越や三井家は近世、近代のことです。ここは隅田川沿いであり、水害や戦災等、災害が多かった地です。古代の名残は何も残っていないと思います。
今のこの神社のものは三柱鳥居も含め、古さは感じられません。ほとんどが昭和、平成のものでしょう。牛嶋神社も同様だと思います。
これらの神社を維持している誰かが三柱鳥居や三輪鳥居を形作ったのでしょう。それはなぜ?
この神社が何を意味しているか、私には分かりません。でも、何かミステリアスだと思いました。

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