江戸時代の俳人 松尾芭蕉先生に因む史跡です。
「芭蕉庵」と言うと、江東区の深川のものが著名ですが、ここにも有ります。
松尾先生がまだ俳人として活躍する前の頃のようです。延宝5年(1677年)より2年間だけこの辺りに住まわれたそうです。水戸藩と神田上水に関係する工事の事務員のような仕事をされていたようです。
松尾先生の後の弟子達がここに建物を建てられ、「芭蕉庵」と呼ばれるようになったそうです。
講談社、光文社、キングレコードが中心となって設立された「関口芭蕉庵保存会」により現在、維持管理されているそうです。
2015年6月の土曜日、訪れました。神田川沿いの胸突坂の坂下に有ります。坂沿いの通用口から入りました。入園無料でした。
芭蕉堂の建築が有りますが、私は室内には入りませんでした。古い波打ったガラスが綺麗でした。
庭園が見所だと思います。梅雨時だったことも有り、緑が美しかった。ここは東京の山手線内ですが。まるで、もののけ姫の世界でした。
バナナのような大きな葉が生えていました。これが植物の「バショウ」だそうです。「ジャパニーズバナナ」とも呼ばれますが、バナナとは違うそうです。バショウの葉が衣料等に用いられる芭蕉布の原料だそうです。勉強になりました。
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