このビルを皆様は何と呼んでいますでしょうか。私は「新宿安田ビル」と呼んでしまいます。説明する方も聞く方も、昭和生まれにとっては、「安田ビル」です。こう言わなければ、新宿で道案内ができないと思います。当初は「安田火災海上保険本社ビル」でした。それがいつの間にか、「損保ジャパン」になりました。さらに、「損保ジャパン日本興亜」になりました。とっくに「安田」の名は消えていました。
2015年6月の土曜日、この美術館へ訪れました。英語で表記すると、「Seiji Togo Memorial Sompo Japan Nipponkoa Museum of Art」と、すごく長い名称です。ジャパンとニッポンが続いています。1階の入り口より入り、エレベーターで42階に上がりました。
ユトリロさんの展覧会をやっていました。入館料は1,200円でした。展示室の手前が展望フロアとなっていました。梅雨時で曇っていましたが、都心側が眺められました。
ユトリロさんはフランスの画家です。でも、作品を見ていると、フランスなのか、ドイツなのか、分からなくなってきました。ユトリロさんの自画像がナチスの将校に似てると思いました。そういえば、あの、ヒットラー公も画家を目指していました。教会等の建築や風景の絵がたくさん展示されていました。
館名になっている東郷青児先生は鹿児島県出身の洋画家です。館内には油絵の風景画と「柔らかな曲線と色調で描かれた女性像」の絵が展示されていました。
バブル経済のときの、あの、高額で購入されたルノワールの「帽子の娘」、ゴッホの「ひまわり」も大事そうに展示されていました。
ミュージアムショップで絵葉書等を買ってしまいました。
訪れるのに便利な美術館です。入館料がお手頃でした。混雑していませんでした。わりと大きく、多数展示されていました。のんびり、じっくり鑑賞できると思います。ときどき、繰り返し訪れるのもよいと思いました。
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