2月11日の建国記念日の土曜日、茨城県の「宝篋山」(ほうきょうさん)に向かいました。この山は「三村山」、「小田山」とも呼ばれるそうです。
地下のつくば駅の真上のつくばセンターより「つくバス」に乗りました。バスの車窓から宝篋山がよく見えました。寒かったけど、快晴の良い天気でした。頂上の電波塔がよく見えました。
「小田東部」のバス停で下車し、山の方へ歩きました。道路沿いに八坂神社が有り、お参りしました。
ちょっと歩いて、「宝篋山小田休憩所」に着きました。トイレをお借りしました。
登りは「極楽寺コース」を行きました。しばらくのどかな田畑沿いの道を歩きました。冬だったので、モノトーンの景色でした。古そうなお地蔵様が立っています。田畑の奥に小さな公園が有ります。忍性(にんしょう)様というお坊さんに因んだ「忍性記念極楽寺公園」だそうです。
ここから緩やかな登りでした。道が2つに分かれており、五輪塔へ向かいました。大きな五輪塔が立っています。進むと、沢沿いに小振りの五輪塔がいくつも立っていました。ここが何かの場所だったのかもしれません。ミステリーを感じました。
沢沿いの道を登りました。沢の水が綺麗でした。「慈悲の滝」、「五条の滝」、「白滝」が有ります。沢の小さな滝が名付けられています。マップ上の滝の一部はどこだか分かりませんでした。
白滝の上に小さな休憩所が有り、水を飲めるようになっていました。ここで中腹を通る「純平歩道」に交わっています。
純平歩道の途中で素晴らしい眺望が有りました。広大な関東平野が見え、微かに富士山も見えました。スカイツリーや広範囲に建っている無数の高層ビルも見えました。
「山桜の森」の急坂を登りました。前日、雪が降りました。山桜の森の上部より雪が残っていました。雪と霜が解けた所がぬかるむ道となっていおり、滑りやすかった。ここは緩やかな登りだったけど、私にはちょっとした難所でした。
「常願寺コース」と合流し、ほぼ頂上です。電波塔の周囲に舗装された道が有ります。その上が頂上です。
鳥居の向こうに宝篋印塔が立っています。標高460.7mの頂上です。宝篋印塔は石造の仏塔です。ここのは鎌倉時代のものと推定されるそうで、古いもののようです。頂上部は雪景色でした。筑波山が間近に見え、関東平野や霞ヶ浦が見えました。
頂上近くが宝篋城址だそうで、宝篋城の中心部であったという所を通りました。
下りは「常願寺コース」を下りました。転ばないよう注意し、しばらく緩やかに下りました。ちょいと登り、標高315mの「尖浅間」を通過しました。
尖浅間を下ると、「常願寺沢」沿いの道となりました。ここに大きな岩が有り、「天狗岩」だそうです。「沢の小道」を進むと、平たい道となりました。沢沿いの良い雰囲気の道でした。
「新池」沿いを通ると、田畑の道となりました。「ザル池」という池も有ります。小さな池ですが、良い景色でした。振り返ると、宝篋山が雄大でした。
地域の里山のようですが、最近、雑誌で紹介されました。わりと大勢の方が登っていました。私も雑誌でこの山を知り、登った1人です。筑波山のように開発されておらず、のどかで、自然豊かな山だと思いました。でも、ここの登山コースの整備が山の貴重な生態系を壊しているとの批判の声も有るようです。
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