2020年1月18日土曜日

望楼の有る景色

観光・遊ぶ > 名所・史跡 東海館 (とうかいかん)
以前から伊東に行ったら、この東海館に行きたいと思っていました。
1月の旅行で夕方、訪れました。駐車場が無いので、ご注意ください。
昭和3年(1928年)から平成9年(1997年)まで温泉旅館「東海館」として営業していた建築物です。市民からの保存要望が有ったそうで、その後、伊東市に寄贈され、耐震補強、改修工事が行われました。
現在、見学できるようになっています。有料で、入館料は100円でした。PM9時まで開いていました。
ここの創業者は材木商だったそうで、階毎に3人の大工さんに担当させ、技を競わせたそうです。
1階に入浴できる温泉が有りますが、使いませんでした。耐震補強の骨組みが見えるようになっています。免震ではなく、筋交いの増し壁による補強のようです。
2階が主に客室だったようです。伊東の歴史、三浦按針(ウイリアムアダムス)氏、ゆかりの文人等について展示されていました。
3階は複数の大広間が有ります。柱や舞台が見事でした。天井の風格有る照明が良かった。
狭い階段を上がると、4階が望楼です。正方形の平面です。温泉街の夜景が見えました。
それぞれの客室はあまり広くなく、眺望もたいしたこと無く、旅館としては快適性に欠けたと思います。でも、この建築が残され、見学できるようになっているのは有り難い。松川沿いにこの建築が建つ景色が素晴らしい。煌々とした照明が演じられており、雅な夜景となっていました。



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