2016年7月の日曜日、世田谷区の散策に出掛け、「静嘉堂文庫」って、何だろと思いながら、寄ってみました。
これは三菱財閥の第2代総帥 岩崎弥之助氏、第4代総帥岩崎小弥太氏が収集した古美術、古書を管理しているものだそうです。
茶色いスクラッチタイル貼りの建築物が桜井小太郎氏の設計による「静嘉堂文庫」だそうです。奥に立派な鉄筋コンクリート造の建築物が並んでいます。これらがコレクションの保管庫なのでしょう。文庫は非公開でそうです。
他に美術館が建っています。美術館は建築としてはどうってことないと思いました。入館料が1,000円で、ちょっと高いな。展示室は1つで、大きくありません。
企画展として江戸時代の動植物等様々なものの書、今の図鑑にあたるものを展示していました。
歩き疲れたので、少々休憩しました。休憩しながら、おやっと思いました。広間の窓から富士山が見えました。黒い富士山の頂部が見えていました。
静嘉堂緑地の中央に岩崎家の廟が有ります。岩崎弥之助氏の納骨堂だそうです。青銅葺ドーム屋根のこの廟はなんと、ジョサイア コンドル氏の設計によるものだそうです。コンドル氏は鹿鳴館の設計者であり、東京駅の辰野金吾氏の先生。こんなお墓、他に無いと思います。さすが、岩崎家。
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