2016年7月10日日曜日

緑地と日本家屋

旧小坂家住宅 名所・史跡
静嘉堂緑地を出たら、すぐの所に「旧小坂緑地」が有ります。当初予定していませんでしたが、寄ってみました。2016年7月の日曜日の訪問でした。
「国分寺崖線」は武蔵野台地内の河岸段丘の崖で、立川市より国分寺市、国立市、府中市、小金井市、三鷹市、調布市、狛江市、世田谷区を経て、大田区まで続いています。高低差が有る帯状の斜面で、そことその周囲が緑地となり、帯状の緑地が続いています。世田谷区のこの辺りは多摩川を臨む眺望が優れ、財界人等の別荘地だったそうです。
ここの緑地も高低差が有る斜面。道はまるで登山道のようです。人工的な庭園ではなく、自然の地のような感じがしました。
崖の上に「旧小坂家住宅」が有ります。ここは小坂順造氏の別邸だったそうです。実業家、政治家であった小坂善之助氏の長男が小坂順造氏であり、この父と同様に実業家、政治家でした。その経歴は華麗で、私はちょっとムカつきました。
ここも無料で、開園時間はAM9時30分からPM4時30分までです。月曜日が定休日で、他にも休園日が有るようで、ご注意ください。案内の方がいろいろと説明してくれました。崖に沿った雁行した建築だそうです。屋内の写真撮影が自由でした。
暑い日でしたが、こういう日本家屋は涼しい。天井が高く、木造なので、熱が篭らず、良い風が通っていました。庭を臨む縁側等が良かった。
書斎は洋間となっており、応接間を兼ねていたそうです。この洋間、重厚な雰囲気で、素晴らしかった。



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