日本の歴史上のことを次のように捉えるのは、軽薄ではなかろうか。
・織田信長公はバカで、残虐だ。
・明智光秀公はクソまじめで、時代の変化に対応できなかったバカものだ。
・豊臣秀吉公の朝鮮出兵はバカげたことであった。
・豊臣秀吉公はねね(おね)様と結婚していたのに、淀君を愛し、不貞だった。
・豊臣秀吉公は優れた後継者を確保できず、ダメな政治家であった。
・石田光成公はネクラな嫌な奴だ。
・徳川綱吉公による「生類憐れみの令」は世界的な悪法だ。
・忠臣蔵の赤穂浪士はバカな殿様のために命を無駄にした輩だ。
・忠臣蔵はルールに逆らう単なる争乱だ。
歴史上の本当がどうであったかはほとんど分からない。
本当にバカだったかもしれないが。事情が有って、真剣に良かれと考えられたものかもしれない。
今の人々と考え、家族観、死生観が当然大きく違ったはずであることを考慮すべきである。
「朝鮮出兵」はイミが有ったかもしれない。戦国時代の兵隊を消耗したことで、その後、太平の江戸時代となった。
明智光秀公や石田光成公は愛すべき人であったかもしれない。
徳川幕府が豊臣秀吉公、淀君、石田光成公について悪いイメージを持つよう仕組んだかもしれない。
「生類憐れみの令」はイミが有ったかもしれない。
明治新政府が江戸幕府側について悪いイメージを持つよう仕組んだかもしれない。
少し深く考え、捉える方が良い。面白くなるし、安全であろう。
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