2018年7月22日日曜日

箱根から湯河原へ

この猛暑で私のお出掛けがおっくうになってましたが、今回は前日に準備して、7月22日(日)、なんとなく早起きができて、出掛けました。
箱根からその外輪山を越えて、海側へ下ることを考えました。箱根は交通機関が充実していて、本数も多く、便利です。伊豆箱根バスで8時30分に箱根関所前に到着。周囲の施設はまだ閉まっていました。晴れてはいませんでしたが、山に湯気のように雲がまとわりついていて、雄大な景色が良かった。
スマホの地図を見ながら歩き始め、お寺の近くの道を進みました。箱根のこの辺りの外輪山には有料道路の「アネスト岩田ターンパイク箱根」が通っています。この道路は歩行者は通行禁止です。でも、この有料道路の間を縫うように神奈川県道75号線が通っています。この県道は歩くの自由です。県道75号線を歩き始めました。楽はできない登り坂ですが、傾斜は緩やかです。箱根新道と交わるインターチェンジを過ぎました。ポルシェ等の高そうなスポーツカーやバイクがたくさん行き交っていました。道端のあちこちで白いヤマユリ、薄紫のホタルブクロ、いろいろなアジサイが咲いていました。
外輪山の尾根に上がり、ターンパイクとのインターチェンジを過ぎました。尾根は緩やかな道となり、楽になりました。電光での気温の表示が有ります。26℃前後でした。標高約1000mであり、東京よりは涼しかった。
本数が少なくて使う気になれない富士見峠のバス停の近くに2つ展望台が有ります。西側の天閣台は眺望がイマイチ。東側の富士見峠の展望台からは芦ノ湖等の景色が良かった。ここまで歩いてきた道路も見えました。反対側からは相模灘の海も見えました。
今日の目的地の標高1012mの大観山は立ち入り禁止でした。その代わりという感じで「アネスト岩田スカイラウンジ」が有ります。ゲートが有って、ここからターンパイクの有料道路となっています。このスカイラウンジも有料道路の一部です。荷物を下ろし、しばし休憩としました。ここは大観山の頂上よりちょっと低いような気がしますが、あちこちに「大観山頂上」の標識が有ります。
石段を上った所がスカイラウンジの1階です。1階はフードコートとなっており、ラーメン等が食べられます。スカイラウンジの2階のティーラウンジに上がりました。ドリンクバー形式となっており、料金は400円でした。チープなドリンクですが、私には有り難かった。私にはこれがハイキングの途中であり、背負ってきた飲み物の余裕が有りませんでした。ここでドリンクが飲み放題というのは嬉しい。冷水も有りました。冷水、コーラ、アイスティー等を飲み干しました。汗ダラダラのこういうときは、冷水がイチバン旨かった。
再び県道75号線を進みました。すぐに下りになりました。空は晴れました。雄大な山の景色、緑の景色が素晴らしかった。舗装された道歩きだけど、私には良かった。県道沿いに「土肥大杉跡」の説明が有ります。鎌倉時代のちょっと前、源頼朝公が平家に追い詰められたとき、杉の大木に隠れたとのこと。その杉の跡がこの下方に有るそうです。でも、なんとなく、良い感じがしなかったので、そっちには行きませんでした。
国土交通省箱根航空路監視レーダーの景色が良かった。
県道に「天照山」というバス停が有ります。山の頂のようには見えませんが、この辺りが天照山のようです。ここに「天照山ハイキングコース」の出口が有ります。このハイキングコースを下ることにしました。私にはこの日唯一の土の道です。急斜面を下るジグザグの道を下りました。ジグザグ道の下の「白雲の滝」に着きました。標高630mです。
落差と水量が有り、素晴らしい滝です。滝下まで接近できるのが良かった。猛暑で汗ダラダラであり、この滝の水で顔を洗いました。しばし涼みました。
再びハイキングコースを進みました。建物が見えてきました。天照山神社です。アジサイが綺麗。御神木の大木が生えています。手水舎に水がほとばしっていました。我が身を清めつつ、このお水を頂きました。おいしかった。お参りしました。
「去来の滝」を指す標識が有り、そっちの沢沿いへ行きましたが、よく見えませんでした。沢を上れば、滝が有るのかな。さっきの白雲の滝で満足したので、ここは無理しませんでした。
このハイキングコースはよく整備されていて、歩きやすかった。所々に橋が架かっています。
鳥居が有り、そこから車が通れる砂利道を歩きました。
舗装された道となり、「中島工務店」の横を通り、奥湯河原に到着。ここは有料道路の「湯河原パークウェイ」の入り口となっています。
奥湯河原にはとても高そうな宿泊施設が並んでおり、その間の通りました。奥湯河原から湯河原へ歩きました。藤木川沿いの県道75号線です。炎天下であり、ちょっと辛かった。
町立の湯河原美術館に寄りました。私の入館料は600円でした。平松礼二館が有ります。平松礼二画伯は現在存命中です。平松氏が湯河原にどういう縁が有るのか私には分かりません。ローカルな美術館であり、凄いと思う作品は特に無かった。素朴な作品がまあまあ良かった。25分くらい涼みました。
でも、歩き始めると、また、汗が噴き出しました。ここから湯河原駅までわりと距離が有りました。この県道の歩きはずっと後頭部が真西であり、後頭部がカンカン照りで、辛かった。
JR新幹線とJR東海道線の高架橋の下を通り、もうちょっと歩いて、ようやく、湯河原駅に到着。
湯河原駅にご褒美が有りました。駅前で温泉がほとばしっていました。このお湯で顔を洗いました。猛暑の下、熱いお湯でしたが、気持ち良かった。
















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