2016年5月21日土曜日

サス沢山

小河内ダムの南東の「サス沢山」に興味を持ちました。2016年5月21日(土)、出掛けました。どのようにルートを辿ろうかあまり決めませんでした。
奥多摩駅からの西東京バスに乗るのに、しばらく待ちました。
小河内ダムの南岸の園地の奥に登山口が有ります。わりとのんびりの登山で、AM10時30分頃、登り始めました。
すぐに分岐が有り、標識の一方が「頂上広場」となっていました。行ってみました。まだまだサス沢山の頂上ではありません。かつては良い展望だったと思います。今は植物が育っており、あまり眺望が良くなかった。
分岐に戻り、サス沢山へ向かいました。分岐の先が岩場で、急傾斜であり、ヤセ尾根となっています。さらに、風が強かった。慎重に登りました。このヤセ尾根は眺望が良く、奥多摩湖等が見えました。
標高940mのサス沢山頂上は標識が見当たりませんでした。アンテナが立っており、ここかなと思いました。ここが眺望が抜群でした。小河内ダムから奥多摩湖の奥の方まで見えました。大寺山の仏塔が正面に見えました。
次に標高1341mの惣岳山(そうがくさん)へ向かいました。頂上に近付いたかなと思う頃、急傾斜の登りでした。この登山は急傾斜の登りがしばしば有りましたが、それらはあまり長くないと感じました。
惣岳山頂上は樹木に囲まれ、眺望が有りません。ポピュラーなルートであり、登山者はちらほら見掛けました。
次に御前山へ向かいました。惣岳山から御前山までは短かった。標高1405mの御前山頂上も眺望が有りませんでした。
この先、時間に余裕無さそうと思いました。大ダワへ行き、鋸山林道を檜原村へ下ることにしました。林道が安全であろうと考えました。
御前山からの下り始めは木の階段が続きました。傾斜は大きくないのですが、階段の1つ1つの段差が大きかった。
下りが延々と続きました。ヤセ尾根や滑りそうな所が頻繁に有りました。慎重に歩きました。
だいぶ下った頃、所々に登りが有りました。小さなピークでした。標高1179mのクロノ尾山や標高1142mの鞘口山も同様の小ピークでした。
ようやく標高994mの大ダワに着きました。サス沢山から大ダワまでの尾根はいずれも樹木に覆われ、どこも眺望が無かったなと思いました。新緑が綺麗でした。
ここに消防車、救急車、パトカー等の多数の緊急用車両が駐車されていました。山火事や事故やサミットのテロに備えているのでしょう。
鋸山林道を下りはじめました。舗装された道で、登山に相応しくありませんが。この林道にはなぜか興味が有りました。
自転車が下っていきました。全く扱ぐ必要が無さそうで、羨ましかった。ここまでの登りがタイヘンだったでしょうけど。
この林道からがむしろ良い景色でした。鋸山や御前山等、良い景色でした。
ヘアピンカーブが続き、遠回りが辛かった。
沢を渡りました。赤井沢です。ヘアピンカーブではなくなり、沢沿いの道となりました。綺麗な沢でした。この沢にいくつもの沢が合流していました。水が豊富のようです。この辺りは東京都の水源かん養保安林に指定されているそうです。「かん養」、「涵養」は水を地下に浸透させ、地下水とすることだそうです。
ゲートらしき所を過ぎました。ここからは檜原村の村道だそうです。
なんとなく不気味なトンネルに着きました。中に照明が無く、真っ暗でした。私も照明を持っていませんでした。長いトンネルではありません。すぐに出口が見えました。足下が見えませんので、躓かないよう慎重に歩きました。
トンネルを出ると、他の人が居ました。ここが「神戸岩」でした。「神戸」は「かのと」と読みます。パワースポットとされているようで、観光客がちらほら来ていました。
洞窟のような所から水が流れていました。洞窟ではありません。幅僅か4mの谷底だそうです。両岸に約100mの岩が切り立っています。「神戸」は神域の入口を意味するのではと考えられているそうです。あたしゃ神様じゃありません。
この辺りがちょっと大規模なキャンプ場となっています。家族連れが大勢来ており、楽しそうでした。
しばらく、檜原村の集落を歩きました。春日神社辺りで何かの猛禽類が羽ばたきました。とっさにデジカメで撮りましたが、イマイチの写りでした。
西東京バスのバス停は分かりやすかった。神戸沢が北秋川に合流する所に神大橋というアーチの鉄橋が架かっています。この道路が檜原街道であり、ここに「神戸岩入口」のバス停が有ります。
18:13のバスで武蔵五日市へ向かいました。
充実した登山とハイキングでした。






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