2021年5月29日土曜日

甲斐大和からの大谷ヶ丸と滝子山のハイキング

5月29日(土)はまた、早朝の電車を乗り継ぎ、甲斐大和へ向かいました。甲斐大和駅前からほぼ満員の栄和交通バスに乗車。このバスの乗客のほとんどは大菩薩峠へ行くのでしょう。運転手の肉声のアナウンスを聞き、「日川渓谷レジャーセンター」で下車。ここまでのバス運賃は300円でした。来た道を下りました。

竜門橋が架かった竜門入口より「竜門峡遊歩道」に入りました。高い所から滝と思われるものが見えましたが、木が多くて、見づらかった。水力発電の施設が有りますが、近寄れませんでした。「落合三つの滝」はどれかな。「遊歩道」と名付けられていますが、険しい渓谷沿いの道で、危険な感じでした。ロープがたくさん張られていましたが、その多くが切れていました。ハイキングに不慣れな人、お子様、ハイキングの装備でない人、チャラい人には危険だと思いました。単に渓谷美を愛でるのが良いです。棲雲寺までの約2kmの道で、高低差約240mを登り、約2時間要し、体力を消耗しました。

栖雲寺(棲雲寺、せいうんじ)は古刹で名刹ですが、親しみやすさを感じました。室町時代の頃、武田信満公がこの辺りで自害したそうで、ここにお墓が有ります。織田軍に追われた武田勝頼公はその最期、このお寺を目指したそうですが、辿り着けませんでした。石庭会館が有り、登山靴を脱ぎ、しばしのんびりしました。富士山が見える部屋と石庭が見える部屋が有ります。石庭は自然の岩場を活かしたもので、良い景色でした。本堂へお参りしました。蕎麦を切って食べる蕎麦切り発祥の地だそうで、本堂の前で蕎麦が栽培されていました。鹿除けということで柵を閉じるようにとの掲示が有りますが、高さ僅か1m。鹿の身体能力からすると、無いも同然じゃないかな。

県道218号線の天目トンネルを歩き、林道に入り、真っ暗な大蔵隧道を歩きました。大蔵沢とその支流沿いのこの林道が長かった。12時25分頃ようやく、米背負(こめしょい)峠入口より登り始めました。谷の道ですが、緩やかで、標識が多く、安全な道でした。ちょいと急坂を登り、標高1538mの米背負峠に到着。尾根を歩き、午後1時45分頃、標高1643.8mの大谷ヶ丸(おおやがまる)に到着。ここは大した眺望は有りませんでした。

アップダウンしながら、滝子(たきご)山へ向かいました。滝子山山頂直下に鎮西ヶ丸という湧水の池と白縫神社が有ります。急斜面を登り、午後3時20分頃、滝子山頂上に到着。ここが滝子山の最高点で、標高は1620m。素晴らしい見晴らしで、南側には富士山や笹子川沿いの集落が見え、北側には大菩薩の山や歩いて来た大谷ヶ丸等を眺められました。マニアックな山なのかな。ここまですれ違ったのは10人前後で、少なかった。ちょっとだけ下ると、標高1590mの二等三角点が有ります。この辺りでスマホを再起動すると、圏内となり、スマホでの国土地理院地図を確認しました。

午後3時40分頃、初狩駅側へ下り始めました。長く高低差の有る下りで、途中より沢沿いを延々と下りました。子(ね)神社前より集落の道を歩きました。藤沢川沿いです。中央自動車道の下をくぐり、笹子川を渡り、スマホでの地図を見ながら、初狩駅に到着。午後6時でした。

良い天気で、景色の良いハイキングで、歩き応えが有り、疲れました。




































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