2017年6月10日土曜日

男体山

3年前の2014年、男体山を登ろうとしましたが、序盤で腹痛が生じ、早々に敗退しました。
この山はアチコチからよく見える目立つ山。克服したいと思っていました。
地図やインターネットの情報からこの山にもう1つ登山道が有ることを知りました。その道の方が楽そうに見えました。
2017年、雪融け後で、盛夏前の6月、再度チャレンジすることにしました。
宇都宮のカプセルホテルで前泊し、6月10日(土)、日光へ行きました。JRの日光駅前から素晴らしい山景色。日光市街からこんなに山がよく見えていたんですね。
東武バスで中宮祠前を通り過ぎ、男体山をぐるっと巡りました。
「光徳入口」のバス停で下車。志津を目指しました。舗装された道ですが、緑に囲まれた素晴らしい道です。梵字飯場跡駐車場を過ぎ、ちょっと登ったら、平坦な道になりました。太郎山、大真名子山と辺りの緑の森、素晴らしい景色でした。こういう日光を改めて知り、感心しました。目指す男体山がよく見えたのも良かった。巴橋と湯殿沢橋を渡りました。山腹のえぐれた薙からの枯れた沢に架かる橋です。ジグザグの登りになりましたが、難なく志津乗越に到着。登山道に入り、すぐに志津避難小屋に到着。二荒山神社の志津宮へお参りしました。
進むと、一合目。えぐれた道がこの山の特徴なんですね。ロームの赤土が流れやすいのでしょう。しばらく急な道を登りました。グングンと。二合目は薙の崩壊地とその堰堤の脇でした。
合目が標高で概ね100m毎のようで、合目1つ、高低差100mを30分で登るペースで、順調に登りました。
大規模な崩壊地の際を通りました。おっかなかった。七合目で天気が急変してしまいました。低温で、強風で、羽織ろうかと思った頃、雨が降ってしまいました。梅雨時の登山なので、しょうがないですね。雨具上下をしっかり着ました。
辛い登りは終わったけど、稜線は悪天候で、眺望は残念でした。
天気が晴れないまま、標高2486mの頂上の剣が見えてきちゃいました。順番で写真を撮っており、待っている間が寒かった。一時的にアラレが降りました。雷の気配は無かったので、良かった。二荒山神社奥宮にお参りしました。
しょうもない天気だったので、そのまま中宮祠側へ下りはじめました。赤ザレの道をしばらく下ると、雲の透き間から中禅寺湖が見えました。九合目弥陀ヶ原だそうです。
中宮祠側のこの道は酷いと思いました。急な岩場の道が延々と続きました。この道は注意を要するものと思います。七合目の粗末な小屋で少々休憩。小降りになっていましたが、雨具は来たままにしました。土のジグザグの道になりましたが、ぬかるんでおり、滑りやすい道でした。登山道のメンテナンスとして土のうが延々と敷かれていました。
四合目の鳥居をくぐると、三合目まで舗装された林道です。足への負担が無い気持ち良い道でした。三合目~一合目は笹原の斜面の道でした。二合目はどこだか気付きませんでした。一合目に遥拝所が有ります。ここから中宮祠まで高低差が有る階段の道でした。中宮祠のすぐ近くも急な道なんです。
裏側の志津からの登山は邪道だと思います。中宮祠では入山料500円を徴収しています。この入山料のことも有り、二荒山神社は志津から登るのを良しとしていないのだと思います。自然の造作物である山は人々が様々な方法、経路、道具により登ります。法律の範囲内で自由に登ればよいと私は考えます。
美しい自然、厳しい自然、古代からの山岳信仰、観光地としての日光と、いろいろと有る日光。感心した山旅でした。
帰途、東武日光駅前の食堂「あずま」で夕食として生ビールとゆばラーメンを頂きました。おいしかった。






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