2021年12月11日土曜日

鹿沼から大谷へ

「カヌマ大学」という入試の無い大学が有り、「幻の廃線軌道をたどる」のお誘いを受け、12月11日(土)、初参加させていただきました。早朝の電車を乗り継ぎ、鹿沼駅で初めて下車。鹿沼はJR日光線沿線なんですね。

「大谷石」は約15,000,000年前に火山からの火山灰や砂礫が海中で沈殿し、凝固した凝灰岩だそうで、それが宇都宮市で採掘されています。鹿沼市ではこれに似た「深岩石」が採掘されており、これは大谷石よりも重く、固く、汚れが付きにくいそうです。

本日の講師から大谷石や深岩石について等、聞きました。蔵、住宅、塀、擁壁、縁石等の至る所に大谷石、深岩石が使われており、そこら辺に余ったものが転がっています。

大谷は宇都宮に近いのですが、いろいろと大人の事情が有ったようです。大正年間に大谷から鹿沼まで、大谷石を運ぶために線路が作られたそうです。新潟の石油王と言われた中野貫一氏の次男の中野信吾氏がこの建設に参画しました。石油やガソリンが得意だったのでしょう。この線路はアップダウンが多く、重い石を運ぶのに辛いルートで、米国ホイットコムのガソリン機関車が導入されたそうです。

このツアーはその廃線跡を辿るものでした。でも、廃線跡のほとんどが消滅しており、なかなかどれが廃線跡なのか分かりませんでした。

途中、鹿沼土(かぬまつち)の盛んに操業している工場を通りました。これも火山の軽石。

所々で廃線跡が分かる所が有り、萌えスポットでした。たくさんの石の蔵も見物しました。

終点は大谷で、採石場跡を見物しました。

解散後、東武宇都宮駅近くで夕飯を食し、帰途に就きました。

























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