2016年2月の生温かい土曜日、杉並区の東高円寺に行きました。夕方、和田1丁目のこの銭湯の大和湯へ行きました。
外観はちょっと古い感じで、大きな建物でした。
入り口は今風のフロント形式。入浴料は都内共通の460円でした。
脱衣所は格天井ではありませんが、折り上げ天井でした。なんか良い雰囲気を感じました。
上部に蒸気抜きの有る、天井が高い浴室です。洗い場も浴槽も広いと思いました。
ここは珍しく富士山等の絵が有りません。
木造建築ですが、モダン建築だと思いました。直線と平らな壁が基調となっていました。やや洋風な感がしました。大正モダンという感じです。
タイルに青いやや前衛的なイラストが有りました。
浴室に琺瑯の看板が掲げられていました。近所の「救世軍ブース記念病院」の広告等でした。市内局番が4桁であり、古いものではなく、最近の広告のようでした。
広い浴室で、静かな浴室。昭和の時間が止まったような空間でした。
浸かった浴槽はマイクロバブルのお風呂でした。よく温まり、すぐに汗が出ました。
帰るとき、方向が分からなくなりました。辺りに川の跡のような道が何本も有りました。戸建て住宅や集合住宅が並び、どこも同じような景色でした。生温かい風が吹いており、それは南風だろうと思いながら、しばらく1つの方向に歩いたら、分かる所に出られました。
大きな道路が遠い街のようです。かつてこの辺りに小沢川という川が流れていたそうです。大東京のファンタジー(幻想)だと思いました。
和田帝釈天に寄った後、東高円寺の駅へ向かいました。
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