ゴールデンウイーク初日の4月29日は、成田空港に行くと見せ掛けて、電車を乗り継ぎ、「東成田」という駅で下車しました。凄い雰囲気でした。このときは広い地下ホームに私1人。島式ホーム2面、線路が4本有りますが、使っているのは半分のみで、残り半分は消灯されていました。
1978年(昭和53年)5月に成田空港が開港し、このとき、「京成上野駅」から「成田空港駅」までが京成本線でした。1991年(平成3年)3月に第1ターミナル直下に新たな「成田空港駅」ができ、当初の「成田空港駅」が「東成田駅」に、京成成田駅から東成田駅までが「東成田線」となりました。
東成田駅は閑散としていますが、元はターミナル駅であり、立派なコンコースが有ります。成田空港への地下道が有り、主に空港への通勤客が使っているそうです。コンコースで他の見物客が居ました。あの人も変態さんかな。
地上には冊が多く、歩行者が行ける所が限られています。第5ゲート側より地上へ出て、行ける方へ進みました。この駅も秘境駅だな。
側高(そばたか)神社へお参りし、北西に取香(とっこう)という集落が有り、お寺などを巡りました。
風雨の中、空港沿いを歩きました。物流施設などが有ります。「9秒カレー」というお店でコスパ抜群のおいしい大盛カレーライスを食べました。
「三里塚御料牧場記念館」へ寄りました。「三里塚」は反対闘争の代名詞ですが、江戸から多古町のお寺までの道のりに築かれた塚の3番目に由来するそうです。元は江戸幕府の放牧場の「牧」が有り、明治になり、宮内庁の御料牧場となりました。ヨーロッパの王族専用牧場を模したそうです。歴代の天皇陛下を始め、多くの皇族がいらっしゃっており、外国大使などをもてなすために用いられたそうです。馬、牛、羊、鶏などが飼育されていました。羊肉の「ジンギスカン」も供されていたそうです。この「ジンギスカン」はモンゴルは関係無く、日本発祥の料理なんですね。
遊興のための馬車などが展示されています。ツツジが綺麗でした。昭和天皇陛下の誕生日の日でした。
雨風が強く、傘、カメラ、服、自分を守るため、体力、気力を消耗しました。でも、間近を飛ぶ飛行機が良かった。航空科学博物館は展示物がでかいです。
「東成田駅」から「芝山千代田駅」までが「芝山鉄道」です。この芝山千代田駅より帰途に就きました。