2024年8月4日日曜日

2024槍ヶ岳

https://yamap.com/activities/33525314/tracks

どうも私は槍ヶ岳が好きなようです。フォッサマグナに載る凝灰角礫岩(ぎょうかいかくれきがん)の極めて固い岩鋒は、「日本の山」という範疇(はんちゅう)を超えているように思います。

夏登山を考え、昨年も行きましたが、再度、槍ヶ岳へ行くことにしました。山小屋が満室だらけでしたが、直前にキャンセルが生じて、予約できました。夏休みを取得し、7/30(火)、暑かった新宿より23:00頃、「毎日アルペン号」のバスで出発。

7/31(水)、予定通りの5:20に標高1504mの上高地で下車、平坦な道を歩き始めました。体力の都合で、この日は標高1820mの槍沢ロッヂに泊まる予定で、ここまでの標高差は僅か約300m。でも、わりと上り下りが有るようで、疲れました。鶏唐揚げの夕食はおいしく、快適な山小屋でした。

8/1(木)、ロッヂからは傾斜の有る登りです。ババ平はキャンプ地となっており、ここで弁当の朝食を食べました。冷んやりとした空気、美しい槍沢沿いをグイグイ登りました。山肌を幾筋もの沢が流れていました。標高2348m付近で槍沢ルートを外れ、天狗(てんぐ)池へ向かい、圏谷(けんこく、カール)を横切り、振り返ると、槍ヶ岳が聳(そび)えていました。天狗池は水が湧いているようで、綺麗でした。槍ヶ岳が逆さに映るのですが、そよ風で波が生じ、揺れていました。

ここから高低差約500mの険しい斜面を登り、緊張が続きました。単独では行くべきではないですね。ようやく尾根に上がり、南側の標高3032.9mの南岳を登頂。南岳より南側は「大キレット」という日本一の難所。そっちには行かず、折り返しました。

南岳から槍ヶ岳山荘までは難しくないとのことでしたが、んなことなかった。標高3084mの中岳は険しい岩場の登りと下りで、怖かった。標高3101mの大喰(おおばみ)岳は小さな標識が有るだけですが、槍ヶ岳を臨む展望台です。飛騨乗越(ひだのっこし)から槍ヶ岳山荘までの斜面はキャンプ地となっており、カラフルで、賑やかで、私はヘトヘトでした。

槍ヶ岳山荘の夕食は毎度の中華風で、酢豚、焼売、杏仁豆腐など、それぞれおいしく、味噌汁の塩分もおいしかった。食堂の播隆(ばんりゅう)上人様へお参りしました。

8/2(金)、5時頃、御来光(ごらいこう、御来迎、ごらいごう、日の出)を拝み、標高3180mの槍ヶ岳を登りました。緊張感の下、固い岩や鎖で反力を取り、登り、今回はまあまあ上手に登れました。

この後、昨年と同じ西鎌尾根へ向かい、前半は緊張する険しい岩場、後半は大きな上り下りが繰り返し、標高2755mの樅沢岳(もみさわだけ)で疲れちゃいました。

この日はもっと先へ行く予定でしたが、双六(すごろく)小屋へ電話したところ、1人分空きが生じたそうで、ここに泊まることにしました。行く予定だった山荘へキャンセルの連絡をして、キャンセル料が発生しちゃいました。さっきスマホを使いましたが、双六小屋に着くと、圏外でした。

標高2550mの双六小屋の広場は賑やかで、いつも良い雰囲気です。ここは食堂を改修したようで、テーブルとイスの食堂になっていました。夕食はおいしい天ぷらで、素晴らしい山小屋です。この予定変更、これで良かったかな、考えました。

8/3(土)、朝食後、最小限の荷物だけ持って、双六岳だけは登ることにしました。双六小屋と標高2840.4mの双六岳の高低差は約300m、散歩という感じじゃありません。最初、ヘビのような急斜面を登り、中間の岩場を登ると、その上は緩やかな斜面となっており、滑走路と呼ばれています。素晴らしい山です。この頂上、槍・穂高、西鎌尾根、鷲羽岳、水晶岳、三俣蓮華岳、薬師岳、黒部五郎岳、笠ヶ岳など、抜群の見晴らしでした。

双六小屋に戻り、荷物を背負い、弓折岳へ向かうと、曇り始め、槍ヶ岳の見納めでした。弓折岳は登らず、池の有る鏡平山荘へ下り、かき氷をおいしく食べました。小池新道を下り、左俣林道を歩きました。

左俣林道の入り口の橋で時計を見ると、16:53で、橋の向こうに「濃飛バス」を発見、小走りでこのバスに乗り、このバスは標高1117mの新穂高ロープウェイを16:55に発車し、ギリギリ乗車でした。

7/30(火)、暑かった新宿の都庁大型バス駐車場より「毎日アルペン号」の夜行バスに乗り、出発しました

7/31(水)、上高地(標高1504m)より歩き始めました

河童(かっぱ)橋 朝6時頃は曇っていました

梓(あずさ)川の右岸(北側)の道を歩き、「岳沢(だけさわ)湿原」と呼ばれている辺りが幻想的な風景で、晴れてきました

明神橋 ここで梓川の左岸(南側)へ渡りました

古池 底から水が湧いています

横尾から上流は「槍沢」と呼ばれており、その槍見河原から槍ヶ岳がちょこっと見えました

渓流 綺麗でした

槍沢ロッヂ(標高1820m) まだたいして登っていませんが、ここで1泊、ここはお風呂が有ります

槍沢ロッヂの夕食 ザクザクの鶏唐揚げなど、おいしかったです

ババ平(標高2001m) 8/1(木)の朝、ここで朝ご飯を食べました

こんな高い滝のような沢がいくつも流れていました

槍沢の圏谷(けんこく、カール)で本日登る大喰(おおばみ)岳が見えていました

槍沢の最上流部です 雪はありませんでした

振り返ると、槍ヶ岳が聳(そび)えていました

チングルマ よく見る高山植物です

天狗(てんぐ)池 小さな池で、槍ヶ岳が映っていました

こんな岩場を攀(よ)じ登りました

日本一の富士山と日本2位の北岳が見えました

険しい鎖場です あと少しで尾根です

登ってきた道 この後はラクだろうと思っていました

南岳(標高3032.9m、日本で17位) 「大キレット」には行かないですから

中岳(標高3084m、日本で12位) 険しい山です

中岳の険しい岩場を下りました

大喰(おおばみ)岳(標高3101m、日本で10位) 槍ヶ岳の素晴らしい眺めでした

槍ヶ岳山荘の夕食 毎度の中華風で、おいしかったです

8/2(金)の朝、槍ヶ岳を登りました こんな岩場です 午前中は日陰となっています

巨大な三角形 槍ヶ岳の影です

標高3180mの槍ヶ岳頂上 三角点が有りましたが、壊れており、「亡失扱い」となっています

槍ヶ岳山荘 ここから西鎌尾根を下りました

槍ヶ岳と小槍 小槍の上でアルペン踊りをさあ踊りましょ♪

西鎌尾根 長い道です

双六小屋の夕食 おいしい天ぷらでした

8/3(土)の双六小屋の朝食 おいしかったです

双六岳(標高2860.4m) 素晴らしい見晴らしの山です

薬師岳、三俣蓮華岳、水晶岳、鷲羽岳が見えました

槍ヶ岳、大喰岳、中岳、南岳、穂高が見えました

ヒバリかな?

双六岳 双六小屋からの高低差は約300m有ります

樅沢岳 大きな山です

双六小屋 下山します

槍ヶ岳が隠れてしまい、見納めでした

鏡平山荘 ここは何か注文した方が落ち着きます

レモンのかき氷600円を食べました おいしかったです

鏡池 槍ヶ岳が映る位置に雲が映っていました

新穂高温泉(標高1117m) ギリギリで濃飛バスに乗れました

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