位牌岳 - いはいだけ:標高1,457m-関東 - Yamakei Online / 山と溪谷社
しばらく、お出掛けしてなかったのですが、ゴールデンウイークとなり、天気も良さそうで、出掛けることにしました。三島駅からのバスに乗ろうと、路線を調べたら、東中野駅より4:48発のJR中央線に乗ると、7:35発の三島駅からのバスに乗れることが分かりました。3:50に起きました。4:48の中央線電車は酔っ払いだらけでした。東京駅からのJR東海道線に乗りました。JR東海道線も速いんですね。
三島駅南口発の富士急シティバスに乗りました。休日の「ぐりんぱ」等観光地へ行くバスで、車内でいろいろとアナウンスが有りました。
須山のバス停で下車。歩き始めました。田向橋を渡ると、山之神神社が有り、お参りしました。その先に田向登山口が有ります。川を跨いで、登り始めました。すぐに金比羅宮が有り、ここでもお参りしました。
なまった体には応えた登りでした。でも、天気が良かった。樹木の間から富士山が見えていました。自衛隊の東富士演習場での演習が賑やかで、うるさかった。所々でピンクのツツジが綺麗でした。だいぶ登った頃、富士山の素晴らしい景色でした。これまで数え切れないくらい富士山を見てきましたが、この富士山の姿は秀逸なものでした。
標高1336mの前岳頂上、標高1457.5mの位牌岳頂上のそれぞれで少々休憩しました。
ここの愛鷹山塊は富士山よりもずっと古い火山だったそうで、崩壊が進んでいます。最高峰は標高1504.2mの越前岳ですが、峰がたくさん有ります。連嶺となっておらず、通行困難な所が有り、続けて巡ることが困難です。私は登りやすそうな位牌岳を登り、須津川へ下ろうと考えました。それでも私には難易度が高かった。高低差が有り、歩く距離も長かった。なお、「須津」は「すど」と読みます。
位牌岳より南へ下りました。袴腰岳からの下りが急坂だった。その下に若干の木を切った「第一展望台」が有ります。でも、木が再び育っており、たいした眺望ではありませんでした。デジカメの一眼レフが重たく感じ、このデジイチはしまい、スマホのカメラを使い始めました。
ここから須津川への下りが地図では急坂となっていますが、杉の植樹帯で、始めは歩きやすかった。
この先、波乱が有りました。テープ等の標識に従い歩いていましたが、涸れた沢をしばらく下ってしまいました。
おかしいと思い、戻ることにしました。道じゃない所を数十m下っており、そこを登るのがタイヘンでした。腐った倒木だらけで、掴んだ枝がもげ、倒木を踏み抜いてしまいかねないことが分かり、固い岩、石、生きた木を選ばなければなりません。ボルダリングのようですが、ここで落ちたら、死んじゃいます。ほんの数十mでしたが、1時間掛けてでも登るつもりでした。
ようやく道の所に戻りました。疲労困憊していました。日が沈みつつありました。それでも道が分かりません。コンパスと地図を見ながら、行き来したら、途中までが地図どおりであり、ある所で地図の道が無くなっていることが分かりました。見渡すと涸れた沢の向こう側にロープが垂れていました。
地図の道とは逆の方向です。怪しいと思いましたが、そのロープを掴み攀じ登りました。そしたら綺麗な道が有りました。地図ではそこも尾根です。道が変わっていたようです。この道、しっかり整備された道で、迷わぬようにとロープが随所に有ります。やがて麓に下りました。
そこに「新道」と有りました。できたばかりの新道ではなく、わりと前にできた新道だと思います。日は沈みました。ここで須津川沿いを下りません。橋が上流側のはず。須津川沿いの道を上流側へ数百m歩くと平坦地に出ました。第一展望台への登山口です。橋が有り、林道中里線の終点です。
林道を歩き、麓へ向かいました。須津山荘、山神社が有ります。もう、暗くて、写真がまともに写りませんでした。
暗くなった夜の林道を歩いていたら、後ろから照らされて、車はほとんど通らないはずなのにと思って、振り返ったら、でっかい満月でした。月光、まぶしかった。
岳南の山麓を延々と歩き、21時に岳南電車線の須津駅に着きました。
今日、どこまで帰れるかと思いましたが、泊まらず帰宅できました。東海道線の熱海までの終電に乗り、熱海から品川までの終電に乗りました。品川より新宿へ行く山手線は終わっていました。山手線で東京駅へ行き、終電1つ前の中央線に乗りました。早朝の電車と同様、酔っ払いだらけでした。
タイヘンな旅でしたが、充実した満足な旅でした。
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