ロシア人司祭のニコライカサートキン氏(聖ニコライ)は日本へキリスト教の正教を伝えるとともに、聖堂の建設を主導されました。彼がロシア人からの献金を集め、ロシア人建築家のミハイルシチュールポフ氏、お雇い外国人として来日していた英国人ジョサイアコンドル氏が設計、清水組が施工。1981年(明治24年)に竣工しました。
関東大震災では大きな被害が生じ、その後、修復されました。このとき、形状の大幅な変更が有りました。
正式名称は「東京復活大聖堂」。この「復活」はイエスキリスト様の復活を意味しますが。私は大震災からの東京の復活が重なっているような気がします。
第二次世界大戦中、空襲による被害は無く、無傷だったそうです。米軍が攻撃を避けたのかもしれません。
観光の場合、300円の拝観料が必要であり、聖堂内は撮影禁止です。堂内に彫像は無く、絵のイコンが多数掲げられています。
今は大東京のビルに囲まれており、喧噪のお茶の水です。この聖堂に気付かないかもしれません。でも、見ると、美しい建築物であり、魅力的な景観です。何かキリっとした雰囲気を感じます。
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