2025年3月20日木曜日

平和が何より

観光・遊ぶ > 名所・史跡 千代ヶ崎砲台跡 (チヨガサキホウダイアト)

3月の休日、訪れました。

横須賀市の久里浜と浦賀の間、浦賀水道を臨む千代ヶ崎の標高約65mの高台に千代ケ崎砲台跡が有ります。

坂道を上り、到着すると、ガイドさんが迎えてくれました。年末年始以外の土日祝日のみ公開されており、公開日の公開時間以外は見学できません。

ガイドさんによるガイドツアーに参加しました。予約不要・無料でした。

ここは明治25年(1892年)12月から明治28年(1895年)2月までの僅か3年間で築かれたそうで、日清戦争と重なる年代です。砲弾の径が28cmの榴(りゅう)弾砲という大砲の砲台が6座有り、とても大きな建造物です。

当時はまだ電力や重機は無く、レールを敷いて走らせるトロッコは有ったそうで、人力と馬での築造であったとのこと。セメントは輸入品で、高価であり、レンガは小菅の刑務所などで製造され、安価であったそうです。榴弾砲は輸入したそうです。高台の頂部を削り、地下構造部を作り、榴弾砲を設置し、改めて盛土するという作り方であったそうです。低地から65mの高さが有り、資材を運ぶのもタイヘンだったと思います。

地下の室内はガイドツアーでなければ入れないそうで、ガイドさんがLEDの照明で案内され、各室の詳しい説明を聞きました。

高台から浦賀水道を眺めると、行き交う船が遠くに見えて、はたして、命中するのかなと疑問に思いました。この砲台が軍事上活躍することは無かったそうです。

高台に桜が植えられており、富士山が少しだけ見えました。平和を守るための努力は怠ってはいけないですね。

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