私には2019年以来の百名山チャレンジでした。52才の初老になっちゃいました。今回、人事異動が無かったので、年度末の3月31日(金)は休暇を取得しました。丹沢山のみやま山荘は満室で、塔ノ岳の尊仏(そんぶつ)山荘の宿泊を予約しました。仕事帰りにSALE品の防寒ジャケットを買っちゃいました。
早朝の小田急電車で秦野へ行き、マクドナルドで朝食のソーセージマフィンを食べて、時間調整しました。平日は神奈中の登山バスが不便でした。8:25発のバスは登山客で混雑していましたが、私は座れました。
登山にはちょいと遅い9:17に標高761mのヤビツ峠に到着。このバスは高さを稼げました。ヤマビルはまだ出ないと思いましたが、ヤマビル除けの「ヒル下がりのジョニー」のスプレーを吹き掛けました。林道をしばらく歩き、標高約700mくらいまで下って、「表尾根」の登山道へ入りました。この最初の登りが急登(きゅうとう)で堪(こた)えました。グングン登り、一気に標高1140mの尾根の最初の頂、二ノ塔へ登りました。尾根の道には保護のため木の階段や木道が敷かれています。丹沢はこの低い標高ですが、木がまばらで、眺望が良いです。二ノ塔で富士山が見えました。標高1204.7mの三ノ塔の先にお地蔵様が居て、曇り空で、荒涼としていました。標高1136mの鳥尾山には三角屋根の小屋が有り、アクセントとなっていました。標高1209mの行者ヶ岳の手前と向こう側にクサリ場の急坂が有ります。標高1340mの新大日の辺りより疲れで足取りが遅くなりました。1日目のゴールが見えて、PM2時頃、標高1491mの塔ノ岳、尊仏山荘に到着。ヘトヘトでした。
他の小屋は要予約ですが、ここは予約希望だそうです。1泊2食で8,000円でリーズナブルでした。最多120人くらい泊まれるそうですが、この金曜日の宿泊は約10人でした。夕飯は野菜ゴロゴロのカレーライスとサラダでした。おかわりをすると、熱々のものが出ました。夕食後、夕日を見ました。夕方、晴れました。深夜、外に出ると、夜景と星空が素晴らしかった。朝5時、日の出も拝みました。朝食は味濃いめのおでんでした。おいしいご飯で、水分、塩分、炭水化物を補給しました。
2日目は素晴らしい青空。「丹沢主脈」を歩き、登り下りを繰り返し、標高1567mの丹沢山を経ました。丹沢山からの下りの辺りは雄大な山景色で、南アルプスのよう。不動ノ峰では休憩所の新築中でした。9時半、最高峰の標高1673mの蛭ヶ岳へ登頂しました。ここで私が言いたかったのは、「ひるがたけ」だけど、朝だった!ということです。
警告の標識を見て、「丹沢主稜」の道を下りました。蛭ヶ岳からの下りは傾斜の急な崖のような道で、ここがイチバン危険だと思いました。辛抱して慎重に歩きました。緩やかに上った標高1460mの臼ヶ岳はずんぐりとした山。塔ノ岳から蛭ヶ岳まで歩いて来た山が一望できました。羊羹と塩分チャージのタブレットを食べました。毒の有る馬酔木(あせび)が咲いており、トゲの有るバラの枝がしげってました。蛭ヶ岳から檜洞丸(ひのきぼらまる)までコースタイムは3時間でしたが、4時間要しました。標高1551mの檜洞丸で少し休みました。
「つつじ新道」という急坂を下山しました。もう、足はくたびれており、辛抱するしかない下りでした。標高740mのゴーラ沢出合まで下りました。東沢にゴーラ沢が合流しており、この浅い沢を歩いて渡りました。この変化が楽しかった。険しい道は終わりました。沢沿いのキャンプ場沿いの道を歩き、ゴールの西丹沢ビジターセンターに辿(たど)り着きました。このつつじ新道のコースタイムは2時間でしたが、これはちょっとムリ。3時間要しました。
17:05の富士急湘南バスには間に合いませんでした。なぜか19:00の終バスが有ります。バス停で待ち、どっぷり夜になりました。17:05のバスに乗れなかった登山客は他にも居て、このバスに大勢乗りました。バスは真っ暗ないろんな遭難が有った丹沢湖沿いを走りました。
神奈川県ですが、丹沢はアルプスのような雄大さが有り、奥多摩などとはちょっと違いますね。消耗の激しさを感じました。ちょっと麻薬のような魅力が有ると感じました。
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