2021年9月11日土曜日

鳥首峠へ

9/11(土)、早起きして、出掛け、電車を乗り継ぎ、東飯能駅で下車。残念ながら、どんよりとした空でした。予定通りの国際興業バスで約1時間、名郷(なごう)で下車。ここは標高326m。

嫌な天気でしたが、歩き始めました。入間川沿いの県道の緩やかな長い坂を登りました。川沿いに駐車場とキャンプ場が有り、キャンプ客がお目覚めのようでした。

白岩という所へ着き、車道はここまで。ここは凄い。廃墟であり、廃村のよう。「白岩」は石灰を意味しており、石灰の鉱山でしたが、昭和60年(1985年)以降、無人となったそうです。鉱山はJFEミネラルの社有地だそうです。ファンタジーな感じでした。社有地を迂回するように急登の登山道を登りました。ぐんぐん登り、一帯を見下ろしました。祠や線路も見えました。

標高660mの辺りの集落の廃墟で赤いお尻のお猿さんを見ました。この道は飯能と秩父を結ぶ道。最近整備されたのではなく、昔から人々が歩いていたのだろうと感じました。急な登りですが、歩きやすかった。国土地理院の地図では黄色の点線で、県道の道です。順調に標高933mの鳥首峠まで登りました。

霧雨で、雨具を着ました。ここからの秩父と飯能の市境の尾根の道が辛かった。こっちはほとんど人が歩いていないのでしょう。痩せ尾根で道の両側が切れ落ちています。霧雨で滑りやすかったので、注意しました。両手を使う急斜面が有り、三点支持に留意しました。天候のため、木が生えないためなのでしょう。道が高さ2mを超えるススキのような草のヤブとなっており、掻き分けて歩きました。この草の大量の種が私の至る所にまとわりました。蜘蛛の巣も多かった。時間を要しながら、進み、小ピークをいくつか過ぎました。スマホがずっと圏外なのも不安でした。樹林帯に入り、ヤブじゃくなり、有り難かった。途中、3人と行き交いました。

ようやく標高1163mの橋小屋の頭に到着。標識に有間山と有りますが、有間山の最高点ではありません。ここからの下りの道がほとんど分からなかった。尾根線を選び、道をずれたようで、道に戻るように歩いたら、ピンクのテープを発見。鞍部に至り、疲れたので、本日の予定の後半を中止し、林道を下ることにしました。

林道は安全なんだけど、ヘアピンカーブなので、長いんです。有間川の支流の逆川沢沿いを長々と下りました。雨は降らず、曇り空でした。長雨で、沢の水量が多く、ジャージャー流れていました。一時的で無名と思われる滝が何か所もほとばしっていました。

有間渓谷観光釣り場には観光客が多く、この辺りは車の交通量がやや多かった。ようやく有間ダムの名栗湖が見えてきました。しっとりとした良い景色でした。帰りのバスの時刻が間も無くで、のんびりせず、歩きました。

見覚え有る景色が見えて、「ノーラ名栗・さわらびの湯」のバス停の到着。ここを通り掛かるのは4度目でした。時間が無く、温泉には寄りませんでした。16:33発の国際興業のバスで帰途に就きました。アニメ「ヤマノススメ」のラッピングバスでした。

雨具が臭っていたようで、私から爆臭が生じていました。電車で隣に香水の凄い人が座ってくれました。ありがとー。
















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