2020年8月8日土曜日

戸倉の山その2

3連休の8月8日(土)、曇りでした。
JR電車を乗り継いで、武蔵五日市駅で下車。行き先の笹平へ行くバスはしばらく来ないようで、すぐに出る北秋川へ行っちゃう西東京バスに乗りました。まだ行っていなかった払沢(ほっさわ)の滝へ寄ることにしました。
払沢の滝入口より緩やかな遊歩道を10分くらい歩きました。セト沢の渓谷が綺麗でした。古い土木構造物が有ります。ここで取水している水道が敷かれているようです。遊歩道の奥に「日本の滝百選」に選ばれた払沢の滝が有ります。落差は合計60mだそうですが、見えているのは下段の26mです。全国の名瀑に比べると恥ずかしいくらいしょぼいです。奥多摩にもっと立派な滝が有りますが、容易に近付けるのはここくらいかな。観光地となった遊歩道が良かった。古い郵便局の建物を使った売店や建物が顔になっているカフェが有ります。なお、いずれも営業しているかは未確認です。
都道の檜原街道をしばらく歩きました。笹野を過ぎ、笹平より林道に入り、秋川を渡りました。
小坂志川沿いの登山口に東京都多摩環境事務所の「通行止め」の標識が出ていました。川の対岸の急斜面にはジグザグの道がわりとはっきりしていました。行くことにしました。問題だったのはこの川の部分のみのようでした。木製の朽ちた階段がつるつるで、踏み板が数か所抜けており、私は3点支持で下りました。階段下に高さ2mくらいの岩が有り、ここも3点支持で下りました。川に橋が有ったらしいのですが、跡形も有りません。川は深さ10cmのみで、一瞬で渡っちゃいました。
川が削ったこの登り始めが急斜面で、ジグザグの道を登りました。林業の山で、上の方まで車が上る道が有り、尾根に重機が1台停まっていました。この登山道は距離は短いけれど、直登の急登がずっと続き、堪える登りでした。この山は市道山で、標高795.2m。「いちみちやま」と読むそうですが、私は「いちどうやま」と読んでしまいました。頂上からは刈寄山側がちょっとだけ眺められ、曇ったイマイチの眺めでした。
次の臼杵山(うすきやま)へ、あきる野市と檜原村の市村境の道を歩きました。せっかく登ったものをぐいぐい下りました。鞍部は小ピークがいくつも有り、巻いておらず、急登を登っては下りを繰り返しました。途中、数人の早く登る人とすれ違いました。臼杵山に近付いた頃、そこだけ植生が違っており、コメツガ、小さな松、クマザサが生えていて、ここは気持ち良い歩きでした。もうちょっと樹林帯を登って、標高842.1mの臼杵山頂上に到着。五日市側がちょっとだけ見えて、大した眺望ではありませんでした。
茱萸(ぐみ)尾根を下りました。この道は登りが1か所だけで、下りが続きました。杉が生えていない見晴らし良い部分が有り、良い眺めでした。近くに採石場が見え、向こうに霞んだあきる野の市街地が見えました。茱萸御前の碑の前を通りました。荷田子(にたご)峠よりさらに戸倉城山へ続く道が有りますが、時間と体力の限界ということで、ここから荷田子へと下りました。
荷田子の交差点際にトイレが有り、腕や顔を洗いました。新乙津橋を渡って、バス停に到着。ズボンの土を払って、マスクを掛けて、西東京バスに乗り、帰途に就きました。
やや不満な登山でした。先週登った刈寄山、この日登った市道山、臼杵山が「戸倉三山」と呼ばれています。私にはいずれの山も眺望がイマイチ。道は険しく、苦しい登りで、ちょっと危険だと思いました。





















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